佐川地質館は高知の地質、そして地球の歴史についても学べる施設です。
佐川町は日本地質学発祥の地と知られていて、化石も豊富です。
施設としては年季が入っていますが、動くティラノサウルスやプレートの模型、学芸員さんの展示解説はかなりわかりやすくて大変楽しめます!
佐川地質館の所要時間はマニアの方は約2時間です。(1時間30分では足りなかった…。)
くまぁ。
目次
佐川地質館へのアクセス・営業時間
佐川地質館は高知龍馬空港から車で約1時間。
中津渓谷からは車で約30分のところにあります。
住所 | 〒789-1201 高知県高岡郡佐川町甲360 |
TEL | 0889-22-5500 |
開館時間 | 9:00~17:00(最終入館16:30) |
休館日 | 月曜日(祝日と重なる場合は翌日)、年末年始12月29日~1月3日 |
入館料 | 大人300円、小中高100円 |
駐車場 | 無料30台 |
くまぁ。
青~ブロンズまでは大人60円引き
小中高20円引き
シルバーからは無料…!
240円でこんなに楽しめてバチは当たらないだろうか…?
駐車場はゆったり停められます。
いざ!
個人的に面白かった展示を紹介…!
といっても、館内はエントランスのみ撮影OK なので文章やイラストにて表現していきます…!
エントランスにはティラノサウルスが!
エントランスにはティラノサウル模型があるのですが…
こちらはセンサーが反応して鳴いて動いたりします。
これでも実物の3/5の大きさのようです。
後ろのおじさんたちが覗いてるのが面白い。
体の復元が古き良きゴジラタイプでないところが好感度が高いです。
ナウマン博士の紹介コーナー
エントランスから部屋に入るとナウマン博士の展示コーナーがあります。
くまぁ。
地学を勉強していたくせにナウマン博士を知らなかった私…。
1927年2月1日)は、ドイツの地質学者。
いわゆるお雇い外国人の一人で、日本における近代地質学の基礎を築くとともに、日本初の本格的な地質図を作成。またフォッサマグナを発見したことや、ナウマンゾウに名を残すことで知られる。
Wikipediaより引用
日本列島の生い立ちを知るうえで重要な場所であるとして、佐川町には2度訪れて地質的価値を世界へ広めたといいます。
くまぁ。
当時のルートマップやら地質図やらが飾ってあって非常に面白いです。
四国の4憶年の歴史は特に面白い。
高知は付加体(プレートが動くことによって陸側に付加するもの)でできていて、東西に長く続いているのです。
すんごく面白いなと思いました!!
どのような順番でできているのかにも注目してみて下さい。
佐川地質館のHPではないですが、こんな感じで四国はできてます▼
産総研が公開した地質サイトがすごい。四国の地質をみてみました「地質図Navi」
三葉虫のコーナーに注目!
ここには化石も展示されているのですが…見事なまでのクリーニングで生きているかのようでした。
化石から幽体離脱しているかのようなあのフォルム…美しさは本物?作り物?ほとんどの化石が今からパーティーしそうなくらい動き出しそうに元気でした!
化石というと恐らくアンモナイトや恐竜が浮かぶかもしれませんが、珪化木という木の化石もあります。
これはここでは持ち上げることができるのですが、これがまた重いのです…!見た目は木なのに化石…石なのです…!
超面白い!!高知の地質
主展示ルームではどーーーんと高知の地図が貼られていて、地域ごとの地質などを知ることができます。
四万十帯、秩父帯、三波川帯…
室戸のしましまの砂泥互層や竜串の奇岩、四国カルスト…
個人的に今まで観光してきた場所がどのようなところだったのかがわかるのがとても楽しかったです。
化石もたくさん置いてあるんですよ!
ガイドブックなんかで桂浜の石が赤、白、緑、灰、黒の5色で美しいなんて書かれていますが、これは仁淀川から流れて桂浜にたどり着くからだと。
仁淀川って色々な色の岩があるんです。
中津渓谷は赤い色の岩が
安居渓谷では緑色の岩がありました。
この岩が削られて、ころころと流れてくるのです。
旅行中、中津渓谷と安居渓谷を満喫していた私は解説が更に楽しかったです…!
県の石がラパキビ花崗岩?だけど、馴染み深いチャートを推したい!って説明文に学芸員さんの熱を感じました笑
日本初の半球型プレートテクトニクス
これが凄いんです。
パンゲア~現在までの成り立ちが10分ほどでわかります。
いきなり喋りだしたと思ったら、ゴゴゴゴゴゴゴ…と音がして模型の大陸が動くのです!!
パンゲアが分裂しておる…!
なんちゅー模型だ!!!!
しかも最後インドがユーラシア大陸へぶつかってヒマラヤ山脈ができる姿が見事に再現されているんです!!
ぶつかった瞬間ににゅっっとシワができた瞬間、その再現度に館内でケタケタ笑いましたwww
その他にも大人への挑戦状…かのようなクイズがジオファンタジックルームにあったり、生きた化石のカブトガニが生きた姿で見ることができますよ”!
くまぁ。
非常に有意義な時間でした。
まとめ
いつか行きたいと期待値の高かった佐川地質館ですが、その期待以上に面白い施設でした。
これほどまでにわかりやすく、学芸員さんの手の込んだ高知の地質の解説をたった300円で見れるなんて本当に安すぎます。
私たちは普段から自分の足元のことって考える機会があまりないと思うんですが、実は地質って私たちの暮らしと密接に関わっていることがわかりますよね。
観光地の中津渓谷や安居渓谷、仁淀ブルーだけではなく岩や地層をセットで見て大地の歴史や不思議を感じて欲しいです!!
もっともっと観光が楽しくなりますよ!
- 【1泊2日仁淀川エリア観光モデルコース】仁淀ブルーと自然を堪能コース!費用と観光地・計画ポイントを紹介!
- 諦めも大事!雨の日のUFOラインがただただ危険だったレポ
- 佐川地質館がめちゃめちゃ面白い!高知の地質・地球に触れよう!
- 【難所】絶対に行ってはいけない!高知最大級⁉程野の滝が想像以上に凄かったレポ
- 秋しか開いていない安居渓谷【大関】新鮮なアマゴの握りずしは絶品!
- 池川茶園工房cafeレポ!仁淀ブルーの後にほっと一息!静岡県民がお茶スイーツを堪能してきた!
- 安居渓谷の駐車場とアクセス、観光レポートを紹介!圧倒的仁淀ブルーを見よ!
- 中津渓谷:アクセス・駐車場・観光レポート!仁淀ブルー初心者におすすめしたいのがココ!
- 仁淀ブルーはどこから見る?【中津渓谷】と【安居渓谷】の違いは?初めての方は中津渓谷がおすすめ!
- にこ淵の駐車場は混雑を避けるなら朝がベスト【美しすぎる仁淀ブルーを見に行こう!】