高知といえば・・・坂本龍馬やカツオのたたきが思い浮かんで、観光地といえば桂浜だったり高知城が思い浮かぶかもしれません。
今回紹介する室戸はこのようなダイナミックな地層が見れる場所です!
\\ドォォォォォン//
どうでしょう?この迫力!
室戸はプレートが動いていることをはじめて陸上で証明した場所なんです。
この室戸の海成段丘も隆起量は世界でトップクラス!!
日本にこんな見応えのあるものがあるんだから1度見てみて損はないと思います!
そして、室戸の台地は海底から砂・泥が運ばれているから、水はけがよい土地でおいしい野菜や果物が育つんですよ。
プレートって何?海成段丘って何?という方はくまぁ。くんとの茶番からご覧下さい。▼
室戸の地層って縞々で美しいね・・・
地学好きならこんなタービダイト見たら鼻血が出てしま・・・
くまぁ。
・・・・・・!?
い・・・岩・・・!?笑
くまぁ。くん、この地層は地震の土砂崩れが混濁流となって深海にたまったものだよ!波の少ない海底だから、砂と泥が綺麗に分かれてこのような綺麗な縞模様になったんだよ。
くまぁ。
どうして海の物が陸で見れるの?
くまぁ。くん!学校でプレートって勉強しなかった?
海底にたまった砂や泥は海側のプレートに運ばれた後、今度は大陸側のプレートに付け加わってぐいぐいと押されて持ち上がったものだよ。
他にも室戸の西側の方では海成段丘(海岸段丘)を見ることができるよ。
海成段丘とは?
1.海のプレートが陸のプレートにぶつかって押し続けることで大地が隆起する
2.地球が寒くなった時代に海水面が下がる。
そして波打ち際では大地が削られながら更に隆起する・・・。
こういうことが起きてまるで階段のような地形になるんだよ。
室戸青少年自然の家の敷地から見た海成段丘。台地の上では、サツマイモや柑橘類などが陽を受けて元気に育ちます。 pic.twitter.com/VUg4r8uCre
!地形がよく分かる!~室戸の地形~
弘法大師(空海)が修行をしたと言われる御厨人窟(みくろど)がある #室戸(高知県)は、#ジオパーク に認定されています。(参考:室戸ユネスコ世界ジオパークHP)見事な段丘地形を地理院地図で見る:https://t.co/bWnr8TsB4P pic.twitter.com/tHBQFv2LUx
くまぁ。
つまり、室戸は・・・自然の教科書・・・。
学校でやった地学を間近で見れる場所なんだね。
そうだよ!地球は動いてる!そんなことに気付かされる場所だよ!
室戸ジオパークセンターのアクセス・営業時間
まずは知識を入れるためにジオパークセンターに行くのがポイントです!
その前に広い高知のどのあたりに室戸があるのか見てみましょう!
赤丸が高知龍馬空港、室戸市は矢印の部分、高知県の東側にあって空港から車でのんびりと行くと1時間50分くらいのところにあります。
なので、レンタカーを借りることを強くおすすめします!
エリアマップ拡大図
くまぁ。
▼高知まではどうやって行く?▼
【高知への行き方】安く行く?早く行く?意外と知られてない4つの移動方法を徹底解説!
▼電車・バスで室戸へ行く▼
高知龍馬空港から【室戸岬方面】までの移動方法!
住所:〒781-7101
高知県室戸市室戸岬町1810−2
TEL:0887-22-5161
営業時間:9:00~17:00
入館料:無料
駐車場:無料(50台)
ちなみに私はこの本を使ってまわりました。
妹に買って貰ったのだ!
全国のジオパーク情報+特産物や観光地が載っているこのような旅行に最適な1冊です。
素晴らしき本…。
室戸世界ジオパークセンター
元々は室戸東中学校でしたが、今では室戸世界ジオパークセンターとなっております。
ここはなんと…無料で利用することができます。
室戸の大地はどのようにできたのか?
この環境をどのように活かしているのか?
どのように共存してるか?
を非常にわかりやすく解説してくれているので、ここでポイントを頭に入れてから実際に外へ飛び出すと非常に有意義なものになります!
無料とは思えないクオリティ!!!
幕末維新博地域会場の「室戸世界ジオパークセンター」は、地球・大地にについて、見て触って体験して学べる施設です。顕微鏡や3Dメガネ、アニメーションや3面シアターなど盛りだくさんで入館料無料!家族みんなでたっぷり遊べます。https://t.co/EsZt87Q7G4 pic.twitter.com/9OKT7R3d0Y
— 高知県広報広聴課 (@pref_kochi) June 4, 2018
生物の絶滅の原因や地震が起こるメカニズムなどを解明すべく、世界中の科学者が研究し続けている地層サンプルの「深海掘削コア」。
このコアの展示を行うのは、日本では「室戸世界ジオパークセンター」で3例目!!
貴重な展示を見に、ぜひ足を運んでみてくださいね♪ pic.twitter.com/GgpyOZt5NP— 高知県広報広聴課 (@pref_kochi) July 31, 2018
施設内もすごく綺麗でカフェやお土産コーナーもあるんですよ〜!
ちょっとした休憩にも使えちゃいますね!
《ジオショップ》
「室戸世界ジオパークセンター」の入口から入って左手では、高知県の地場産品や地元作家さんたちのハンドメイド雑貨を販売している「ジオショップ」や、室戸の旬の食材を使用したメニューをいただける「ジオカフェ」を営業しています!#室戸世界ジオパークセンター pic.twitter.com/0jfDu2nB9m— 高知県広報広聴課 (@pref_kochi) July 31, 2018
駐車場も50台分ありますので焦らずゆったりと停めることができます!
事前に予約すれば、室戸ジオパークをガイドさんに案内してもらうこともできます!
私は個人で回ったのですが、現地まで行ってもどこに生痕化石があるのか?などイマイチわからなかったので、ガイドさんと回ったほうがいいかもしれませんね!
※生痕化石とは生物そのものの化石ではなく、足跡や巣穴など生物が生活していた跡のことです!
▼HPからの予約はご利用の3日前までに▼
※電話だと予約優先ですが当日までOK!
では、冒険に出発!!
室戸岬の観光~トイレ・駐車場も充実!~
室戸岬は有名な観光地なので駐車場も20台ほどありますし、トイレもあります。近くには観光案内所+展望台もあります。
室戸世界ジオパークセンターから室戸岬を目指しましょう!
車を停めてすぐ案内があるのですが
めちゃめちゃわかりやすいです。
※是非拡大して参考にして下さい。
まず、ここへ辿り着く前にあるのがビシャゴ岩、青年大師像(若き日の空海)の道路を挟んだ向こう側の辺りにあります。
この像は高さが21mもあるのですぐに見つけることができます。
駐車場は無料(像を見るときは大人300円、中学生200円)
来る迄は、怖くて怖くて仕方なかった四国八十八箇所歩き遍路、23番から24番への道のり。ついについに室戸岬のシンボルタワー、室戸青年大師像に到着。#四国八十八箇所 #歩き遍路 #室戸岬 pic.twitter.com/01sNhDwn05
— 絶望くん (@zetsu_bou_kun) May 28, 2017
ビシャゴ岩(斑れい岩)
ビシャゴ岩とはマグマが固まってできた斑れい岩です。
どのようにしてできたのか?しっかりと案内板が用意されています。
くまぁ。
▼斑れい岩のことを知りたい方は画像を見てね!▼
つまり、マグマが地下深くでゆっくり冷えて固まってできた黒っぽい岩です。
ところでどうして“ビシャゴ岩”なんて言うのか・・・?
▼それについて書かれた記事がありました。▼
参考
ビシャゴ岩の謎きまぐれ日記
更に進んで行くと、右手に中岡慎太郎像を越えていくと、先ほどの看板の所に着きます。広い駐車場に、トイレもあるのですぐにわかります。ここに有名なタービダイト層があります。
しましまのタービダイト層
砂と泥が綺麗に交互に重なっています。混濁流が深海底で静かに積み重なった物です。・・・圧巻!
こちらも、こんなに詳しい解説が付いています。
こんな素敵な観光地あります・・・?
砂や泥は元々水平に積もる物ですが、体積した地層が持ち上がってもはや垂直にそびえ立っています!
自然が作ったこの大迫力の様子を是非間近で見て欲しいです!大 迫 力!
そしてタービダイト層のすぐ横には斑れい岩があり、砂岩と斑れい岩の境界を見ることが出来ます。
先ほどもお話ししたとおり、斑れい岩はマグマから出来た火山岩なので全然岩の雰囲気が違って面白いです。
付加体とマグマ、実際にプレートが動いていることが実感できるポイントですね。
▼わかりやすい説明が・・・▼
キラメッセ室戸・しましまのタービダイト層
最後にキラメッセ室戸へ向かいます。こちらは道の駅で食遊鯨の郷というお食事処や鯨館というものがあります。
休憩にも観光にも最適です。
キラメッセ室戸の【食遊鯨の郷】で鯨料理をくらう!
せっかくなのでお魚を・・・!
海の横の眺めの良いお食事屋さんです。
住所:高知県室戸市吉良川町丙890-11 キラメッセ室戸
営業時間:10:00~20:00(3~10月)
(11~2月)は19:30
ラストオーダーは30分前まで
※↑お土産屋さんや飲み物は飲めますが、食事は11:00~です。
定休日:月曜日(月曜祝日ならその翌日)
隣には鯨と共に暮らしてきた歴史や文化がを紹介する鯨館があります。
鯨館は室戸と鯨の関わりがよく分かる施設!アクセスやみどころ紹介
住所:高知県室戸市吉良川町丙890-11
営業時間:9:00~17:00
料金:大人500円、高校生以下無料
定休日:月曜日(月曜祝日ならその翌日)
そして、このキラメッセ室戸の駐車場から海の方に降りていくと、こちらでも先ほど見たようなしましまのタービダイト層が見ることが出来ます。
なんとこちらでは・・・足元がタービダイト層
本来の地層とは90度向きが変わっていますね。
地層の横側を歩けるなんてとても貴重な体験でした。
感動!
※砂泥互層なので足元が不安定なのでヒールやめよう!
今回の旅行は大迫力で大満足だったけども・・・本に載っていた生痕化石や枕状溶岩、カレントリップルがどうしても見つけられなかった。
やはり、ガイドさんと回るのは有意義だと感じる私であった・・・!
くまぁ。
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