ー洞窟を抜けるとそこには神秘的な世界が・・・
礫が見える地層を取り囲むコケやシダ植物・・・見渡す限り緑に包まれたこの場所はまるでもののけ姫の世界のよう・・・
静かに流れる水や自然の音は日常を忘れさせてくれます・・・。
高知県安芸市にある伊尾木洞はそんな非日常的空間にも関わらず、国道55号線のすぐ近く、更に土佐くろしお鉄道の伊尾木駅から歩いて約10分程の超好立地な場所にあります。
これは・・・い く し か な い。
目次
伊尾木洞って何?
そもそも伊尾木洞って何?という話なのですが、パンフレットによると約300万年前に土佐湾の海底に堆積した地層が隆起し、波に浸食されたことでできた洞窟です。(細やかな定説はないらしい。)
長い年月と様々な条件によって出来上がったものです。
洞窟内の地層も素晴らしいのですが、洞窟を抜けるとまるでもののけ姫の世界へ足を踏み入れたような神秘的な自然を感じることができます!
空港から室戸までのほぼほぼ中間地点くらいのところにあるので、室戸へ行く方も是非休憩がてら寄ってみましょう!
くまぁ。
高知の安芸市ってどこ?伊尾木洞までのアクセスは?
コチラが高知県の全体地図です。赤丸が龍馬空港、矢印の場所が安芸市となっております。
拡大図
くまぁ。
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大自然に駐車場はあるの?
ネット上では駐車場がない?わかりにくい!と言われていますが、伊尾木公民館に停めます。これは無断駐車してるわけではなく、公民館が解放してくれています。(しかも駐車無料)
公民館で配っている伊尾木洞散策ルートマップにも案内があります。
しかし、駐車場もそんなに台数が停められるわけではありません。(公民館へは6台ほど。)
公民館の前にKマートがあるのですが、そちらも駐車場となっております。
(追記)なんと伊尾木洞観光案内所がKマートのところにできていました!
ここにトイレもあります。
やることリスト
□まずは伊尾木公民館またはKマートへ行こう!
□地層や植物について書かれた伊尾木洞パンフレットと伊尾木洞散策ルートマップをもらおう!(注意ポイントが書かれています。)
□大自然の中にはトイレはありませんので、ここでお手洗いも済ませておこう。
□伊尾木洞は奥の方までいくと水場を渡らないといけないので長靴を借りよう。(公民館で無料で借りれます。)
以前来た時よりも非常に案内などわかりやすくなっています。
みんなで伊尾木洞を盛り上げようとしてくれてるのがわかります。
公民館からはどうやって行くの?
公民館で配布されているマップを見ながら進みましょう!
公民館の裏の方へ歩いて行くと寅さん地蔵があります。
ここをまっすぐ歩くと看板が見えます。
ありました!矢印のままに進みましょう。
くまぁ。
案内板
伊尾木洞散策!(奥まで行けば30分はかかります)
まずは洞窟の入り口。ここは足元が整備されているので歩きやすいです。
40mほど続いています。中はヒンヤリと気持ちが良いです。
その洞窟の大きさは人と比べても一目でわかります。
洞窟の壁は泥交じりの砂層となっており、ところどころにノジュールと呼ばれるものが見られます。このひさしになっているのがそうです。
くまぁ。
ノジュールというのは地層の中の貝殻などが地下水や雨水で溶けてその成分が固まったもので、周囲の母岩よりも硬い球状になったものをいいます。石灰質なものは雨水に溶けやすいのです。
コンクリーションともいいます。
進んでいくと礫層がはさまっているのがはっきりします。▲1枚目、2枚目の写真からもわかるように地層が傾斜していて、奥に歩くと古い層も見ることができます。
くまぁ。
洞窟を出て振り返るとこんな感じ。
この洞窟を抜けるくらいでしたらしっかりとした足場ができているので、普通の靴でも安心して見学できます。
洞窟を抜けると緑の壁が見えてきました。コケやシダです。
シダはこんなにたくさんの種類が一か所にあるのは珍しく、国の天然記念物となっています。
地層をコケやシダの植物が覆い、神秘的…。
これが噂のもののけ姫のような世界…
私はすかさずiPhoneからもののけ姫の曲を流した・・・。
300万年の歴史が物語る神秘の洞窟・伊尾木洞。
全長約40m、周辺が海だった頃に波の浸食によってできた、天然の洞をくぐり抜けると、そこに広がるのは神秘的な緑の世界♪
周辺の壁面とその先の渓の岸には天然記念物のシダが群生しており、確認されているだけでも40種類ほどが自生しています pic.twitter.com/8j42U1uOOP
植物や化石を取ることは禁止されています!!
公民館でもらったルートマップの通りに歩いて行くと、帰り道は今来た道へは戻らず、滝を目指して奥まで進んでいきます。
なので、写真は目一杯撮ってからゆっくりと次へ進みましょう。
そして、更に歩いて行くのですが…
こんな感じなんですよね。
水が流れてる。
(さっきまで足場が整備されてたのに。)
水の上を歩いて行かなくては進めません。
冒頭で長靴の話をしましたが、これが長靴を履く理由です。私のように長靴を持ってないと、水の深さや石のぐらつき加減を一回一回確かめて進まなくてはいけなくなるので長靴は借りた方が良いですね。
写真で見るとこれくらい行けるだろ感がありますが、更に足場がなく、水量があるヶ所もあるので気を付けて下さいね!
で、もう1つ注意したいことですが、他の観光地とは違って伊尾木洞には営業時間がありません。
しかし、だからといって夕方に行くというのは大変危険です。
街灯なんてもちろんありませんし、暗くなってしまうとこういう場所は何も見えないほど真っ暗になってしまいます。
私は学生時代に山へ地層を見に行って、欲を出してドンドン奥へ進んで行って気が付いたら日が沈んでいて辺りは真っ暗。
真っ青になって大至急引き返した思い出があります。
日が沈まない明るい時に足を運んでくださいね。
最終目的地の滝までのSTORY~同志との出会い~
私は…1人で行きましたが…
それももともとジブリのような神秘的な空間に憧れていた…というよりも
地層…!
地層が見たかったのです…!!
(地層好き)
女1人で来るこんな物好き、私くらいなもんだろうな~とふんふん♪歩いていたら
…!?
いた。
同い年くらいの彼女は私のように1人で来ていました。。。
彼女も一生懸命最終目的地の滝を目指し、地図を見て、写真を撮って…
これはもはや同志。
と思った。
しかし、シャイな我々はお互いに自己紹介や世間話の1つもしなかったのだが、
「そこ、石が不安定です!」とか「こっちの道らしいです」とか言って助け合った笑
もはや戦友である。
彼女は水に落ちた!と言って靴とズボンがびしょ濡れになってしまっていた。
同志のご様子。
水を渡ったり登ったり、2人で滝まで辿り着いたのだが…
なんか思ってたんと違う…。
水が深くなっているのでこれ以上大きく撮れない・・・。
これ、ちゃんと写真撮るなら望遠レンズの方が良いかも…。
高知県にある伊尾木洞最奥の滝
写真は、私が3年前に初めて撮影した滝になります。
約5メートルのこの滝は、規模こそ小さいものの周囲のシダが創り出す空間と相まって独特の雰囲気を持っています。😌
写真を見て少しでも涼しくなってもらえますように。😊 pic.twitter.com/F2bpCUwwk9
上から見たご様子。(ブレてる)
そして、この滝の横を登って行くと出口です。
桜が咲いてました。
海が見えるポイントがあります…!!上に登っていたので見晴らしがとても良いです!
目的を果たした我々は車に乗る前に「では」と軽く会釈をして別れた…。
彼女も私もレンタカーで【わNo.】であった。
彼女はどこから来たのだろうか…。
もっとお話しすれば良かったと私は室戸方面へ走っていく車を見送るのであった…。
伊尾木洞へ来たらKマートへ寄ってみよう!(あなごうせんべいを買おう!)
伊尾木洞まで来たら是非寄ってもらいたいのがKマートです!
Kマートには伊尾木洞の名物お菓子のあなごうせんべいが売っているからです!
これが軽い食感でサクサクと食べれるのでドライブのおやつに最適なのです!
茶葉が入っています。
で、Kマートではソフトクリームを頼むことができるのでゆずのソフトクリームを頼みました。
そのままでもとてもとてもおいしいのですが…あなごうせんべいをディップしても美味しかったです!
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